山小屋

前田弘貴は大学生の頃に友人に誘われて、深く考えることもせずに山岳サークルに入会しました。サークルというものに興味があっただけで、登山に興味があったわけではありませんでした。しかし新入生歓迎会が行われたイベントで、あっさり山の魅力にはまってしまいました。友人は途中でサークルを脱退したものの、前田弘貴は大学を卒業するまで山岳サークルに所属し、大学4回生の頃にはサークルのリーダーをつとめていました。山の雰囲気は肌に合ったこともありますが、山にいると全ての悩みや不安が些細なことだと感じられるので、心に余裕を持つことができるところが気にいっています。夏休みや冬休みなど、大学が長期休暇に入るときは、山小屋でアルバイトをしていました。登山する人たちに休憩所を用意したり、軽食を提供したりする仕事ですが、登山者はみんなが山好きなので会話をする楽しみがありました。素晴らしかった山とか、珍しい植物を見かけた山について、話の話題に尽きることはありませんでした。山小屋の主人が前田弘貴と同じ大学の出身だったこともあり、特に可愛がってくれたこともアルバイトを円滑にできた要因でした。山小屋の主人はまだ30代でありながら、就職したものの合わないと考え退職し、山小屋を開いたそうです。とても生き生きとした表情をしていて、人間的にもおおらかで全てを受け止めるような包容力がある人です。こんな人になりたいと感じる素晴らしい人でした。

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  • 最終更新:2017-09-06 14:52:33

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